公式LINEで一斉送信するには?店舗が送る前に確かめる5つのこと

先に結論
公式LINEの一斉送信は、管理画面の「メッセージ配信」で「メッセージを作成」し、配信先を「すべての友だち」にして送ります。 送る前に、次の5つを確かめると、送り直しや通数の使いすぎを防げます。
- 配信先:「すべての友だち」か「絞り込み」か。ターゲット推計の人数
- 中身:1回で送れる吹き出しは3つまで。テキストは1つ500文字まで
- 配信日時:今すぐか予約配信か。00:00や12:00ちょうどは避ける
- テスト配信:自分のスマホで見え方とリンクを確かめる
- 通数:「送った回数×送った友だちの数」。残りの通数で足りるか
「来週の定休日をお知らせしよう」と思い立って、公式LINEを開く。文を打って、配信ボタンを押す。届いたのを見てから、日付の誤りや、リンクが開かないことに気づく。一斉送信は、送ったあとに取り消して直すことができません。
公式LINE(LINE公式アカウント)の一斉送信は、手順そのものは短い作業です。ただ、押す前に確かめることを決めておくかどうかで、送り直しの手間と、通数のむだが大きく変わります。
この記事では、LINEヤフーの公式マニュアルをもとに、一斉送信の手順と、お店が送る前に確かめたい5つをまとめます。
公式LINEの一斉送信とは、どの機能のことなのか?
公式LINEの一斉送信は、管理画面の「メッセージ配信」という機能のことです。友だちになっているお客さまのLINEに、テキストや画像、クーポンなどを直接届けられます。配信先を「すべての友だち」にすれば、友だち全員への一斉送信になります。
メッセージ配信では、次のような形式を送れます(LINEヤフーのマニュアル「各形式別メッセージ」より)。
- テキスト:1つの吹き出しに500文字まで。半角・全角・記号の区別なく1文字と数える
- 写真:10MBまで。アップロードのときに圧縮され、見え方が変わることがある
- クーポン・リッチメッセージ・カードタイプメッセージ:先に作っておいたものから選ぶ
- 動画・ボイスメッセージ:200MBまで
- スタンプ:LINEの標準スタンプのみ
ブロックしている人には届かない
LINEヤフーの料金プランのページには、ブロックしている友だちにはメッセージは配信されないとあります。配信先を「すべての友だち」にした場合も、対象は配信する時点で対象に含まれる人です。友だちの数と、実際に届く人の数は同じではないと覚えておきましょう。
1対1の返事は、一斉送信ではなくチャットで
予約の確認や、ある1人のお客さまへの返事は、メッセージ配信ではなくチャットで行います。LINEヤフーの料金プランのページでは、チャットの送受信は通数に数えないメッセージとされています。全員に知らせたいことはメッセージ配信、1人に伝えたいことはチャットと分けると、通数を使わずに済む場面が増えます。
一斉送信は、どの手順で送るのか?
管理画面(PC)では、「メッセージ配信」の「メッセージを作成」から作り、配信先・配信日時・中身を決めて「配信」を押します。スマホの管理アプリでも同じ流れで送れます。手順は短いので、押す前の確認を手順の中に入れておくのがコツです。
管理画面(PC)では、上から順に4つの欄を埋める
- 「メッセージ配信」メニューの「メッセージを作成」をクリックする
- 配信先:「すべての友だち」か「絞り込み」を選ぶ。下に「ターゲット推計」として、届く見込みの人数が出る(実際の配信数と差が出ることがある)
- 配信日時:「今すぐ配信」のままにするか、チェックを外して日時を入れて予約配信にする
- メッセージ:形式を選んで中身を入れる。吹き出しは最大3つまで足せる
作ったメッセージはプレビューで確かめられ、トークルームとトークリストの見え方をタブで切り替えられます。最後に「配信」か「下書き保存」を押します。
アプリでは、「次へ」のあとに配信予約を決める
管理アプリでは、「メッセージを配信する」を選び、形式を選んで中身を入れたら「次へ」をタップします。次の画面で、予約するなら「配信予約」をオンにして日時を選び、配信先を決めて「配信」です。アプリのテスト配信は、下書き保存した状態でのみ押せます。前に送ったメッセージは「配信済み」から「コピー」して作り直せるので、毎月のお知らせはひな形として使い回せます。
お店が送る前に確かめる5つとは、何なのか?
送る前に確かめたいのは、配信先・中身・配信日時・テスト配信・通数の5つです。どれも、送ってしまってから気づくと取り返しにくいものばかりです。紙に書いてレジ横に貼り、配信のたびに上から指でなぞるくらいでちょうど良い確認です。
| 確かめること | 見る場所 | よくあるつまずき |
|---|---|---|
| ① 配信先 | 配信先・ターゲット推計 | 絞り込みのつもりが「すべての友だち」のままだった |
| ② 中身 | プレビュー(トークルーム/トークリスト) | トークリストに出る1行目が「お知らせ」だけで、何の話かわからない |
| ③ 配信日時 | 配信日時・メッセージリスト | 予約のつもりが「今すぐ配信」のままだった |
| ④ テスト配信 | 下書きのテスト配信 | リンク先や日付の誤りに、送ったあとで気づく |
| ⑤ 通数 | 今月のメッセージ利用状況 | 残りの通数が足りず、配信がエラーになる |
① 配信先を見落とすと、関係のない人にまで届く
配信先の初めの状態のまま送ると、全員向けになっていることがあります。届く人数は、配信先の下の「ターゲット推計」で確かめます。カラーのお客さまだけ、宴会を使った人だけに送りたいときは「絞り込み」です。送る相手の分け方は小さな店舗のLINEセグメント配信のやり方で紹介しています。
② トークリストの1行目で、開くかどうかが決まる
お客さまがまず目にするのは、トークリストに出る冒頭の文です。プレビューの「トークリスト」のタブで、1行目だけで用件がわかるかを見ます。「【10/20 臨時休業のお知らせ】」のように、日付と用件を頭に置くと伝わりやすくなります。
一斉送信の見本(臨時休業のお知らせ・美容室)
【10/20(月)臨時休業のお知らせ】 いつもありがとうございます。〇〇(店名)です。 10月20日(月)は、設備の点検のためお休みをいただきます。 すでにご予約のお客さまには、個別にご連絡しております。 21日(火)からは通常どおり営業します。ご予約は下のメニューからどうぞ。
③ 配信日時は、「今すぐ配信」のチェックを最後にもう一度見る
管理画面では、予約配信にするには「今すぐ配信」の選択を外して日時を入れます。閉店後に翌日の分を作ったつもりが、チェックが残ったまま「配信」を押すと、その場で夜の配信になってしまいます。「配信」を押す直前に、配信日時の欄だけをもう一度見ると決めておくと、この失敗を防ぎやすくなります。同じ時刻に複数のメッセージを予約した場合は、一覧で保存した順に番号が付き、その順に配信されます。
④ テスト配信は、届く先を先に確かめておく
テスト配信は、下書きにしたメッセージから送れます。ビジネスIDとLINEアカウントを連携していれば、送り先を「自分」か「すべての管理者と運用担当者」から選べます。連携していない場合は、管理者と運用担当者のうち、LINEアカウントを連携した人にだけ届きます。スタッフに見てもらうなら「すべての管理者と運用担当者」を選び、日付・金額・リンクを2人の目で確かめましょう。マニュアルでは、自分のLINEアカウントで公式LINEを友だち追加しておくと、実際の配信内容を確かめられるとされています。
⑤ 通数は、送る前に「今月の残り」と見比べる
一斉送信で使う通数は、送った友だちの人数の分です。送る前の目安は、ターゲット推計の人数です。メッセージリストの上の「今月のメッセージ利用状況」で今月の残りを見て、今回の配信のあとに、月末までに送りたい知らせの分が残るかを確かめます。残りが心もとないときは、全員に送る回数を減らすか、送る相手を絞るかを先に決めておきましょう。
配信予約は、いつ・どう使えばいいのか?
配信予約は、営業中の手が空いた時間に作っておき、お客さまが見やすい時間に届けるための機能です。届けたい時間に手が離せないお店ほど役に立ちます。ただし混雑で遅れることがあるため、00:00や12:00のようなきりのいい時刻は避けるのが安心です。
- 押したときから配信が始まる
- 当日の空き枠・急な休業の知らせに向く
- 営業中に作ると、確かめる時間がとりにくい
- 日時を決めて、その時間に配信する
- 閉店後に作り、翌日の届けたい時間に送れる
- 混雑で設定どおりの時間にならないことがある
「12:00ちょうど」より「12:11」の方が、遅れにくい
LINEヤフーのマニュアルでは、混雑で配信が遅れることがあり、00:00や12:00などのきりのいい時間を避けると緩和が期待できる、とされています。例として00:04や12:11のように時間をずらす方法が挙げられています。ランチの前に届けたいなら11:07、夜なら19:13のように、少しずらした時刻で予約しておきましょう。お店に合う時間帯の考え方はLINE配信は何時に送ればいい?にまとめています。
予約したメッセージは、「配信予約中」で見直せる
予約したメッセージは、メッセージリストの「配信予約中」に入ります。詳細から予約のキャンセルや削除ができ、予約を解除したメッセージは「下書き」に移ります。閉店後に予約したら、翌朝の開店準備のときに「配信予約中」を一度開いて、日時と中身をもう一度見る習慣にすると安心です。
一斉送信の通数は、どう数えるのか?
通数は「メッセージを送った回数×送った友だちの数」で数えます。1回の配信には吹き出しを3つまで入れられ、吹き出しの数は通数に関係ありません。友だち300人に月4回送れば1,200通です。自分のお店の友だちの数と回数を入れて計算してみましょう。
月1回
月4回
月4回
無料メッセージ通数200通なら、友だち150人で月1回が目安
LINEヤフーの料金プランのページでは、無料メッセージ通数はコミュニケーションプランが200通、ライトプランが5,000通、スタンダードプランが30,000通です。コミュニケーションプランとライトプランは、この通数を超えて配信できません。友だち150人のお店がコミュニケーションプランで全員に送ると、1回で150通を使い、その月の全員への一斉送信は1回までです。料金の改定の影響はLINE公式アカウントの値上げ、お店への影響は?で試算しています。
残りの通数が足りないとき、どうなるかを決めておく
メッセージ作成の「高度な設定」にある「一部のターゲットへの配信を許可」にチェックを入れると、残りの通数を超える場合に、配信対象の友だちの中からランダムに選ばれて送られます。チェックを入れないと、残りの通数を超えた配信はエラーになります。全員に同じ知らせを届けたい休業のお知らせなどは、チェックを入れずにエラーで気づける方が安全です。残りの通数は、メッセージリストの上の「今月のメッセージ利用状況」で確かめられます。
一斉送信を送ったあと、お店は何を見ればいいのか?
送ったあとは、メッセージリストの「配信済み」と「配信エラー」を開き、思ったとおりに配信が終わったかを確かめます。そのうえで、配信の翌日から数日の予約や来店の動きを予約台帳で見ます。一斉送信は、送ったら終わりではなく、次の1通の材料になります。
「配信エラー」に入っていたら、その日のうちに送り直す
何らかの原因で配信できなかったメッセージは、「配信エラー」に表示されます。休業や営業時間の変更のように、届かないとお客さまが困る知らせは、送った日の閉店後に「配信済み」に入っているかを確かめるところまでを作業にしておきましょう。
月に一度、送った回数と反応を並べてみる
毎月の一斉送信の回数と、そのあとの予約の動きを並べると、多すぎるのか、少なすぎるのかが見えてきます。回数の考え方は店舗のLINE配信頻度は月何回がいい?で、何を送ればいいかの考え方はLINEで何を配信すればいいかわからないお店へで紹介しています。
- 先月、全員への一斉送信は何回だったか
- 配信の翌日から3日間に、LINEや電話の予約は動いたか
- ブロックが急に増えた配信はなかったか
一斉送信は、押すまでの数分の確認で、送り直しも、お客さまの戸惑いも減らせます。5つの確認をお店の決まりにして、毎回同じ手順で送れるようにしておきましょう。今の公式LINEの使い方でどこを伸ばせるかは、無料のLINE活用度チェックでも確かめられます。
よくある質問
公式LINEの一斉送信は、何人まで送れますか?
人数そのものより、その月に送れる通数で決まります。通数は「メッセージを送った回数×送った友だちの数」で数え、無料メッセージ通数はコミュニケーションプランが200通、ライトプランが5,000通、スタンダードプランが30,000通です。コミュニケーションプランとライトプランは、無料の通数を超えて配信できません。
吹き出しを3つ使うと、通数は3倍になりますか?
なりません。1回の配信には吹き出しを3つまで入れられ、何個入れても、1人に1回送れば1通と数えます。テキスト・画像・クーポンなどを組み合わせても同じです。
一斉送信をブロックしている人にも、メッセージは届きますか?
届きません。LINEヤフーの料金プランのページでも、ブロックしている友だちにはメッセージは配信されないと書かれています。配信先を「すべての友だち」にした場合の配信対象は、配信する時点で対象に含まれる人です。
予約配信を取り消したいときは、どうすればいいですか?
メッセージリストの「配信予約中」から、そのメッセージの詳細を開くと、予約のキャンセルや削除ができます。予約を解除したメッセージは「下書き」に移るので、内容を直して予約し直せます。
テスト配信が届きません。
テスト配信は、管理画面にログインしているビジネスIDとLINEアカウントの連携の状態で届く先が変わります。連携していない場合は、管理者と運用担当者のうち、LINEアカウントを連携した人にだけ届きます。連携しているなら、送り先を「自分」か「すべての管理者と運用担当者」から選べます。
特定のお客さまだけに送ることはできますか?
配信先を「絞り込み」にすると、属性やオーディエンスで送る相手を選べます。小さなお店での分け方は、セグメント配信の記事で詳しく紹介しています。
出典・参考(2026年10月6日時点)
- LINEヤフー for Business「メッセージ配信を作成する」マニュアル(作成手順・配信先・ターゲット推計・配信日時・吹き出し3つ・テスト配信・メッセージリスト)
- LINEヤフー for Business「各形式別メッセージ」マニュアル(テキスト500文字・写真10MB・動画200MB)
- LINEヤフー for Business「下書きメッセージのテスト配信」マニュアル
- LINEヤフー for Business「一部のターゲットへの配信を許可する」マニュアル
- LINEヤフー for Business「LINE公式アカウントの料金プラン」(通数の数え方・無料メッセージ通数・ブロック中の友だち)
記事の内容は2026年10月6日時点の情報です。最新の仕様・料金は各公式サイトでご確認ください。