LINE配信は何時に送ればいい?店舗の時間帯を業種別に決めて確かめる
先に結論
LINE配信に「どのお店でもこの時間」という正解はありません。お客さまがLINEを開いて、そのまま予約や来店を決められる時間に送るのが基本です。 LINEヤフーも、配信の効果を高める要素として「誰に」「いつ」「何を」「どのように」の4つを挙げています。
時間帯は、次の3つの手がかりで決めます。
- お客さまの1日:仕事・家事・通学の合間に、スマホを見られるのはいつか
- 内容の期限:当日の空席なら当日の昼まで、来週の空き枠なら週の前半など
- お店が返信できる時間:問い合わせが来たとき、すぐに答えられるか
決めた時間は、管理画面の「分析」で開封やクリックを見ながら、1回に1つずつ変えて確かめます。
金曜の夜9時、閉店作業を終えた居酒屋の店長が、明日の空席のお知らせをLINEで送る。同じころ、美容室のオーナーは「朝に送った方がいいのかな」と、翌日の配信を迷っている。
「LINEは何時に送るのがいいのか」は、お店の方からいちばんよく出る質問のひとつです。ただ、インターネットで見かける「◯時がベスト」という話を、そのままあなたのお店に当てはめるのはおすすめしません。お客さまが違えば、スマホを見る時間も違うからです。
この記事では、決まった時刻を覚えるのではなく、あなたのお店のお客さまから時間帯を決めて、自分の数字で確かめるやり方をまとめます。
LINE配信に「いちばん読まれる時間」という正解はあるのか?
どのお店にも当てはまる正解の時刻はありません。LINEヤフーは、配信の効果を高める要素として「誰に」「いつ」「何を」「どのように」の4つを挙げています。「いつ」は「誰に」と切り離せないので、あなたのお客さまの生活から決めるのが近道です。
たとえば同じ昼の12時でも、会社員のお客さまにとっては昼休みでスマホを見やすい時間ですが、小さな子どものいるお客さまには食事の準備で手が離せない時間かもしれません。時刻だけを見ても、答えは出ないのです。
ほかのお店の「◯時が良い」を使うと、自分のお客さまを見落とす
「◯時がいい」という話の多くは、その人が扱ったお店やアカウントでの経験から来ています。客層も業種も違うお店の時刻をまねると、あなたのお客さまがいちばん忙しい時間に送ってしまう、ということも起こりえます。時刻を借りるのではなく、考え方を借りる。これが遠回りに見えて、いちばん確かなやり方です。
時間帯を決める手がかりは3つだけ
- お客さまの1日:仕事・家事・通学の合間に、スマホを見られるのはいつか
- 内容の期限:当日の空席、今週の空き枠、来月のキャンペーンなど、いつまでに知ってほしいか
- お店が返信できる時間:配信を見たお客さまから質問が来たとき、すぐに答えられるか
この3つが重なる時間が、あなたのお店の配信時間の候補になります。
お客さまの1日から、送る時間帯をどう考えればいいのか?
お客さまの1日を、朝から夜まで具体的に思い浮かべます。いつ起きて、どうやって移動し、どこで休憩して、いつ家に帰るか。その中で「スマホを見て、予約を考える余裕がある時間」を探すと、候補が2〜3個に絞れます。
下の図は、会社員のお客さまを想定した1日の例です。実際の時間は、あなたのお店のお客さまの話を思い出しながら書き換えてください。
- 電車やバスでスマホを見る。ただし急いでいるので、長い文章は読み飛ばしやすい
- 食事をしながらゆっくり見られる。今夜や週末の予定を考えることも多い
- 「今日の夜どうしよう」を決める時間。当日の空席や夕方以降の空き枠と相性が良い
- 落ち着いて予約を入れられる。ただし遅い時間の通知は迷惑に感じられることも
会社員が多いお店は「昼休み」と「帰り道」を候補にする
仕事帰りに寄る美容室や整体院、平日夜に予約が多い飲食店なら、お客さまがスマホを見る時間は昼休みと帰り道が中心になりそうです。昼休みに届けば、午後の仕事の合間に予約を入れてもらえるかもしれません。「見る時間」と「予約を決める時間」が近いほど、配信はお客さまの行動につながりやすくなります。
子育て中のお客さまが多いお店は「朝の送り出しの後」を試す
平日の昼間に予約が入るネイルサロンやエステ、整体院では、子どもを送り出したあとの午前中に、ようやくひと息つくお客さまもいます。夕方以降は食事やお風呂で忙しい時間帯です。お客さまが「自分の時間」を持てるのはいつかを、来店時の会話から探してみてください。
来店時のひと言で、配信の時間の手がかりを3つ集める
お客さまの1日は、想像だけでは決めきれません。そこで役に立つのが、施術中やお会計のときの何気ない会話です。「今日はお仕事帰りですか」「お休みの日は何をされているんですか」「LINEはいつごろ見ることが多いですか」。こうした質問を、1週間だけスタッフみんなで意識して聞いてみてください。
聞いた答えは、ノートやスタッフ用のメモに「会社員・昼休み」「子育て中・午前」「学生・夜」のように短く書きためます。10人分も集まれば、あなたのお店のお客さまが多い時間帯が見えてきます。配信の時間を決める材料は、いちばん身近な会話の中にあるということです。
業種ごとに、時間帯の考え方はどう違うのか?
業種で変わるのは、お客さまが予約や来店を「いつ決めるか」です。前もって予約する美容室と、当日に店を選ぶ飲食店では、同じ内容でも届けたい時間が違います。下の表は、業種ごとの考え方の例です。時刻ではなく「決めるタイミング」で見てください。
| 業種 | お客さまが決めるタイミング | 時間帯の考え方 |
|---|---|---|
| 美容室 | 数日〜数週間前に予約する人が多い | 予約を入れやすい、落ち着いた時間。週の前半に来週の空き枠を |
| ネイル・まつげ | 付け替えの時期が近づいたとき | お客さまが自分の時間を持てる時間。平日昼の客層なら午前中も候補 |
| 飲食店 | 当日や前日に決めることが多い | お店を決める少し前。ランチは午前中、ディナーは夕方の前 |
| 整体・鍼灸 | 体の調子が気になったとき、次回の予約時 | 仕事や家事がひと段落する時間。帰り道に寄れる枠の案内も |
| 教室・レッスン | 保護者や本人が予定を立てるとき | 保護者なら子どもが寝たあとや週末の前。振替の案内は早めに |
飲食店の当日の空席は「決める前」に届けないと1席も埋まらない
飲食店の「本日空きあります」は、お客さまが店を決めたあとに届いても意味がありません。夜の予約を埋めたいのに、夜7時に送っては遅すぎます。お客さまが今夜の店を考え始める前に届くよう、仕込みの手が空く時間に予約配信で送る日時を決めておきましょう。
居酒屋からの当日のお知らせの例(夕方の前に届ける)
こんにちは、〇〇です。 今夜、カウンター席に少し空きが出ました。 2名さままでなら、19時以降にご案内できます。 ご予約は下のメニューの「予約する」から、またはこのトークに人数とお時間をお送りください。
美容室は「週の前半」に来週の空き枠を届けると予約を入れてもらいやすい
美容室のお客さまは、数日から数週間先の予約を入れる人が多い業種です。週末に予定を立てる人もいれば、平日の夜に落ち着いて予約を入れる人もいます。来週の平日の空き枠を知らせたいなら、週の前半の、お客さまがひと息つける時間に届けると、予定を組むときに思い出してもらえます。反対に、土曜の朝に「今日空いています」と送っても、すでに予定が埋まっているお客さまが多いかもしれません。
教室・レッスンは「保護者が予定を立てる時間」に合わせる
子ども向けの教室では、LINEを読むのはたいてい保護者です。振替レッスンの案内や発表会のお知らせは、保護者が家族の予定を立てる時間に届くと、その場で返事をもらいやすくなります。平日の夜や週末の前など、保護者がカレンダーを開く時間を意識してみてください。
避けたほうがいい時間帯は、あるのか?
避けたいのは、お客さまが休んでいる深夜や早朝と、お店が忙しくて返信できない時間です。前者は通知が迷惑に感じられやすく、後者は配信を見て連絡をくれたお客さまを待たせてしまいます。どちらも、配信の中身が良くても損をする時間です。
- お客さまが寝ている深夜・早朝
- お店の営業のピーク(返信できない)
- 内容の期限を過ぎたあと(当日の空席を夜に送る等)
- お客さまがひと息つける時間
- スタッフがトークに返信できる時間
- 予約や来店を決める少し前
深夜・早朝の通知は、お客さまの時間を奪う
閉店後に配信文ができあがると、その場で送りたくなるものです。でも、夜遅くに届いた通知で目が覚めたお客さまは、次の配信を開く前に通知を切ってしまうかもしれません。LINE公式アカウントには、送る日時を先に指定しておける配信予約があります。下書きは夜に作り、届くのは翌日の昼、という使い分けができます。
営業のピークに送ると、返信を待たせて予約を逃す
配信を見たお客さまから「明日の15時は空いていますか」とトークが届いても、施術中やランチのピークで気づけなければ、そのお客さまは別の店を探し始めるかもしれません。配信してから1〜2時間は、誰かがトークを見られる時間に送ると、せっかくの反応を逃さずに済みます。
自分のお店に合う時間帯は、どうやって確かめればいいのか?
管理画面の「分析」で、配信ごとの開封やクリックを比べます。一度に変えるのは時間だけにして、同じような内容を2つの時間帯で何回か送ってみると、あなたのお店のお客さまに合う時間が見えてきます。友だちが少ないうちは、来店時の会話も大事な手がかりです。
開封は「吹き出しが画面に全部出たとき」に数えられる
LINEヤフーのマニュアルでは、開封はいずれかの吹き出しが画面にすべて表示された時点で数えると説明されています。数字は配信から14日間集計され、配信後24時間はおよそ30分ごとに更新されます。配信した日の夜と、3日後の2回数字を控えておくと、すぐに読まれたのか、あとから読まれたのかがわかります。
1回に変えるのは「時間だけ」にすると、2か月で答えが出る
時間と一緒に内容も変えてしまうと、数字が良くなった理由がわからなくなります。たとえば月2回の配信なら、1回目を昼休み、2回目を夕方の前にして、どちらも空き枠のお知らせにそろえる。これを2か月続ければ、4回分の比較ができます。なお、20未満の数字は表示されないことがあるので、友だちが少ないうちは「配信の日に予約が入ったか」も一緒にメモしておきましょう。
ステップ配信は「3時間以上の幅」で送る時間を決める
友だち追加から数日後などに自動で届くステップ配信では、送る時間の範囲を自分で決められます。LINEヤフーのマニュアルでは、この範囲を3時間以上にすることがすすめられています。昼休みから午後の早い時間までのように、お客さまがスマホを見られる時間を広めに取っておくと安心です。
時間帯を決めたら、配信の準備はどう回せばいいのか?
配信の準備は、お店が落ち着いている時間にまとめて行い、届く時間は配信予約で指定します。作る時間と届ける時間を分けると、営業中に手を止めずに、お客さまに合う時間に届けられます。送る前にはテスト配信で、自分のスマホでの見え方を確かめましょう。
準備から配信までの5つのチェック
- 配信文は、定休日や営業前など落ち着いた時間にまとめて作る
- 配信予約で、決めた日時を指定する(同じ時刻に複数あると、保存した順に送られる)
- テスト配信で、自分のスマホで改行や画像の見え方を確かめる
- 配信の時間に、トークに返信できるスタッフを決めておく
- 配信した日の夜と3日後に、開封・クリック・予約の数をメモする
テスト配信は、管理画面と連携している管理者や運用担当者に届きます。LINEビジネスIDが連携済みなら、送り先を「自分」か「すべての管理者と運用担当者」から選べます。スタッフみんなで文面を確認したいときにも便利です。
決めた時間は「3か月に1回」見直すと、客層の変化に気づける
お客さまの生活は、季節や年齢とともに変わります。新しい客層が増えた、平日の昼の予約が増えた、といった変化があれば、配信の時間帯も合わせて見直しどきです。3か月に1回、分析のメモを見返す日をカレンダーに入れておくと、忘れずに済みます。
配信の時間帯は、お客さまのことをどれだけ想像できるかで決まります。時間が決まったら、次は「何を送るか」です。配信の中身に迷ったときは、何を配信すればいいかわからないときの考え方や、自動で届くステップ配信の使い方も参考にしてください。今のLINEの使い方のどこを伸ばせるかは、無料のLINE活用度チェックでも確かめられます。
よくある質問
LINE配信は、何時に送るのがいちばん読まれますか?
どのお店にも当てはまる時間はありません。お客さまが会社員中心か、子育て中の方が多いか、学生が多いかで、スマホを見られる時間は変わります。まずはお客さまの1日を想像して時間を決め、管理画面の「分析」で開封やクリックを見ながら確かめてください。
夜遅くや早朝に送っても大丈夫ですか?
配信の設定上はどの時間でも送れますが、お客さまのスマホに通知が届くので、寝ている時間や家族と過ごしている時間の配信は迷惑に感じられることがあります。予約配信を使えば、送る日時を先に決めておけるので、夜に下書きを作って翌日の昼に届けることもできます。
飲食店の当日の空席は、何時ごろに送ればいいですか?
お客さまが「今日どこで食べるか」を決める前に届くのが理想です。ランチの空席なら午前中、ディナーの空席なら夕方の仕事終わりの前など、決めるタイミングより少し早めにします。お店の仕込みや営業のピークと重ならない時間に予約配信しておくと安心です。
送る時間を変えたら、効果はどこで確かめられますか?
管理画面の「分析」のメッセージ配信で、配信ごとの開封やクリックを確認できます。数字は配信から14日間集計され、配信後24時間はおよそ30分ごとに更新されます。20未満の数字は表示されないことがあるので、友だちが少ないうちは来店時の会話も手がかりにしてください。
ステップ配信の送る時間は選べますか?
ステップ配信では、メッセージを送る時間の範囲を自分で設定できます。LINEヤフーのマニュアルでは、送る時間の範囲を3時間以上にすることがすすめられています。お客さまに届いてほしい時間帯を、少し広めにとっておきましょう。
送る曜日も決めた方がいいですか?
決めておくと、配信の準備が習慣になります。来週の空き枠を知らせたいなら週の前半、週末の予約を促したいなら木曜や金曜など、伝えたい内容の期限から逆算すると決めやすくなります。
出典・参考(2026年9月26日時点)
- LINEヤフー for Business「【公式】メッセージ配信の特長や種類、効果的なメッセージとは」(誰に・いつ・何を・どのように)
- LINEヤフー for Business「STEP4 メッセージを配信する」マニュアル(配信予約)
- LINEヤフー for Business「分析 - メッセージ配信」マニュアル(開封の数え方・集計期間)
- LINEヤフー for Business「ステップ配信」マニュアル(送る時間の範囲)
- LINEヤフー for Business「下書きメッセージのテスト配信」マニュアル
記事の内容は2026年9月26日時点の情報です。最新の仕様・料金は各公式サイトでご確認ください。