公式LINEのアンケート|来店後の感想や好みを聞く、店舗での使い方と質問の作り方

先に結論
公式LINEのアンケートは、「答えを何に使うか」を先に決め、3問ほどの選べる質問にして、来店の翌日までに送ると答えてもらいやすくなります。
- 聞き方:メッセージで質問し、チャットで返してもらった答えにタグを付ける方法なら、追加の費用なしで始められる
- リサーチ機能:LINE公式アカウントの「リサーチ」は2026年12月2日に提供終了の予定。これから新しく仕組みを作るなら、ほかの方法を選ぶ
- 活かし方:答えで分けて、次の配信や当日の準備に使う
アンケートは、お客さまに「あなたのことを知りたい」と伝える手紙でもあります。聞いた答えは、次の接客や配信で形にして返しましょう。
施術が終わって、お客さまをお見送りしたあと。「今日の仕上がり、本当に気に入ってもらえたかな」と気になることはありませんか。その場では「大丈夫です」と言っていても、家に帰ってから思うことは、なかなか聞けません。
公式LINE(LINE公式アカウント)なら、来店のあとにアンケートを送って、感想や次に試したいことを聞けます。聞いた答えは、次の配信や接客にそのまま活かせます。ただし、LINE公式アカウントの「リサーチ」機能は2026年12月2日に終了する予定です。この記事では、これからお店でアンケートを始めるときの方法の選び方と、答えてもらいやすい質問の作り方、送る時期をまとめます。
お店の公式LINEで、アンケートは何に使えるのか?
お店のアンケートでいちばん役に立つのは、「次の来店」と「次の配信」に使える答えを集めることです。来店後の感想、次に試したいメニュー、通いやすい時間帯、来店前の悩みの聞き取りなど、答えをすぐに使える質問から始めましょう。
アンケートというと、満足度を5段階で聞くものを思い浮かべるかもしれません。でも、小さなお店で役に立つのは、点数よりも「その人に次に何をご案内すればいいか」がわかる答えです。
| 使い方 | 聞くことの例 | 答えの活かし方 |
|---|---|---|
| 来店後の感想 | 仕上がりや施術の感想、気になったこと | 次の接客で直す。良かった点はスタッフで共有 |
| 好みの聞き取り | 次に試したいメニュー、好きな味や香り | そのメニューの案内を、関心のある人にだけ送る |
| 来店前の確認 | 気になっている場所、なりたいイメージ | 当日の準備に使い、カウンセリングの時間を短くする |
| 通い方の確認 | 通いやすい曜日や時間帯 | 空きのご案内を、その時間帯の人に送る |
美容室なら「次はカラー?カット?」の1問で、配信が変わる
美容室で「次回、気になっているメニューはどれですか」と聞いておけば、カラーが気になっている人にはカラーの空きを、トリートメントが気になっている人にはその季節のケアを案内できます。全員に同じお知らせを送るより、自分に関係のある配信だけが届くので、ブロックされにくくもなります。
飲食店なら、季節メニューの人気投票にも使える
カフェや飲食店なら「秋の限定メニュー、どれを食べてみたいですか」と聞く使い方もあります。答えの多かったものを先に出したり、票を入れてくれた人に「発売しました」とお知らせしたりできます。お客さまにとっても、自分の声がお店に届いた実感が残ります。
公式LINEでアンケートをとる方法には、どんな種類があるのか?
主な方法は、LINE公式アカウントの「リサーチ」、メッセージで質問してチャットで答えてもらう方法、有料のCRMオプションの「フォーム」、外部のフォームのリンクを送る方法の4つです。リサーチは終了予定なので、これから始めるなら残りの3つから選びます。
| 方法 | 良いところ | 気をつけること |
|---|---|---|
| リサーチ(標準の機能) | 選択式・自由回答の質問を作り、結果をExcelで受け取れる | 2026年12月2日に提供終了の予定。新しく始めるのには向かない |
| メッセージ+チャット | 追加の費用なしで始められる。答えにタグを付けて配信に使える | 答えを読んでタグを付けるのは手作業になる |
| CRMオプションの「フォーム」 | 回答に応じてタグを付け、配信の自動化にも使える | 有料のオプション。認証済アカウントなどの申し込み条件がある |
| 外部のフォーム | 質問の形を自由に作れ、答えが一覧で集まる | 答えとLINEの友だちが自動ではつながらない |
友だちが数百人までなら、「チャットで返してもらう」で十分
小さなお店なら、まずはメッセージで「当てはまる番号を返信してください」と聞き、チャットで返ってきた答えにタグを付ける方法がおすすめです。LINEヤフーの料金プランの案内では、LINEチャットの送受信は通数にカウントされないとされています。お客さまの答えにお礼を返しても、通数は増えません。付けたタグからはオーディエンスを作れるので、あとで答えごとに分けて送れます。
CRMオプションのフォームは、答えを自動で配信に回したいときに
LINEヤフーのCRMオプションには、回答に応じてタグを付けられる「フォーム」機能があります。スタンダードプランは月額5,000円(税別)で、申し込みには認証済のLINE公式アカウントと、認証済のビジネスマネージャーの接続が必要です。友だちが増えて、手作業でタグを付けるのが大変になってきたら検討しましょう。
「リサーチ」機能は、これから使っても大丈夫なのか?
LINEヤフーの案内では、LINE公式アカウントの「リサーチ」機能は2026年12月2日(水)に提供を終了します。終了に向けて使えなくなる操作もあるため、これから新しくアンケートの仕組みを作るなら、リサーチ以外の方法を選ぶのが安心です。
LINEヤフーマーケティングキャンパスでは、代わりの方法として、LINEリサーチや、CRMオプションの「フォーム」を利用できる場合があると案内されています。すでにリサーチを使っているお店は、終了の前にこれまでの回答結果をダウンロードして保存しておきましょう。
回答が20件に届かないと、結果を受け取れなかった
リサーチの結果はExcel形式でダウンロードできますが、マニュアルでは回答が20件以上集まらないとダウンロードできないとされています。友だちが少ないお店では、せっかく答えてもらっても結果を見られない、ということが起こりえました。チャットで答えてもらう方法なら、1人目の答えからすぐに読めます。
リサーチで学べる「質問の型」は、ほかの方法でもそのまま使える
リサーチの質問は「単一回答」「複数回答」「自由回答」の3つの形でした。また、ヘルプセンターでは、取得できるお客さまの属性は性別・年齢・居住地に限られると案内されています。この「選ぶ質問を中心に、書く質問は少しだけ」という型は、チャットやフォームでアンケートをとるときにもそのまま役立ちます。
答えてもらえる質問は、どう作ればいいのか?
質問は、答えの使い道から逆算して作ります。3問ほどにしぼり、番号やタップで選べる質問を中心に、自由に書ける質問は最後に1つだけ。1つの質問で聞くことは1つにし、答えやすい順番に並べましょう。
答えてもらえないアンケートの多くは、質問が多いか、何のために聞いているのかがわからないかのどちらかです。送る前に、次の5つを確かめてください。
- 使い道:その答えで、次に何を変えるのかが決まっている
- 数:3問ほど。多くても5問まで
- 答え方:番号やタップで選べる質問が中心
- 1問1テーマ:「仕上がりと接客について教えてください」のように2つを一度に聞かない
- 書く質問は最後に1つ:「ほかに気になったことがあれば」で自由に書いてもらう
使い道のない質問を1つ削るだけで、答える負担が軽くなる
質問を作っていると、「せっかくだから」と聞きたいことが増えていきます。誕生月、家族構成、よく見るSNS。けれど、その答えで次に何を変えるのかが決まっていない質問は、お客さまの時間を使うだけです。作り終えたら、1問ずつ「この答えで何を変える?」と自分に聞いてみてください。答えられない質問は削ります。
体のことや肌の状態など、人に言いにくいことを聞くときは、特に気を配りましょう。「当日の施術の参考にします」のように何に使うかを一言添え、答えたくない人は飛ばしてよい形にしておくと、安心して答えてもらえます。
返し方の例を1行入れると、答えが返ってきやすい
番号で答えてもらうときは、最後に「例:1・2・ひとこと」のように返し方の見本を1行入れておきましょう。どう返せばいいかで迷う時間がなくなり、お客さまも気軽に返信できます。答えの形がそろうので、お店の側もタグを付けやすくなります。
「少し気になる」と答えた人には、その日のうちに個別に返す
①で「2」や「3」と答えた人がいたら、それはお店にとっていちばん大事な答えです。「教えてくださってありがとうございます。よろしければ、気になったところを詳しく教えていただけますか」と、チャットで個別に返しましょう。不満を言える場所があるお客さまは、黙って離れていきにくくなります。
来店後のアンケートは、いつ・どう送ればいいのか?
来店後のアンケートは、来店当日の夜から翌日までに送るのが目安です。体験の記憶が新しいうちのほうが、具体的な感想が返ってきます。全員に一斉に送るより、その日に来たお客さまにだけ送るほうが、通数も抑えられます。
- 「明日、LINEで3つだけ感想をお聞きしてもいいですか」と口で伝えておく
- お礼とアンケートを、その日に来たお客さまにだけ送る
- お礼を返し、答えに合ったタグを付ける
- 答えを見返して、当日の準備やご案内に活かす
会計のときに一言伝えると、「急に届いた」と思われない
予告なしにアンケートが届くと、宣伝だと思って読み飛ばされることがあります。会計のときに「明日、LINEで3つだけ感想をお聞きしてもいいですか」と伝えておけば、届いたLINEを「さっきのお店からだ」と開いてもらえます。言い方を決めておけば、どのスタッフでも同じように伝えられます。
一斉配信で送るときは、通数の計算をしてから
アンケートの案内を友だち全員に送ると、通数は「送った回数×送った友だちの数」で数えられます。友だち400人に一度送れば400通です。人気投票のように全員に聞きたいときは、月の配信の回数に含めて考えましょう。来店後のアンケートのようにその日の来店者にだけ聞くなら、送る相手を絞って配信すれば、通数は送った人数分だけで済みます。
集まった答えは、どう次の来店に活かすのか?
答えは、タグを付けてお客さまを分けるところまでがひとまとまりです。タグからオーディエンスを作れば、答えごとに合った配信ができます。そして、答えてくれた人には、次の来店や配信で「聞いたことを覚えている」と伝わる形で返しましょう。
タグの名前は、配信で使う言葉にそろえる
タグの名前は「①-2」のような番号ではなく、「カラー希望」「トリートメント希望」のように、あとで配信の相手を選ぶときにそのまま使える言葉にします。スタッフ全員が同じ名前で付けられるよう、一覧を作っておきましょう。分け方の考え方は、LINEセグメント配信のやり方の記事にもまとめています。
答えを接客で返すと、「また答えよう」と思ってもらえる
次の来店のとき、「前回、前髪が気になるとおっしゃっていたので、今日は少し短めにしてみますね」と一言添える。それだけで、お客さまは「答えてよかった」と感じます。聞きっぱなしのアンケートは、2回目から答えてもらえなくなります。聞いたら返す、を1回ずつ積み重ねることが、アンケートを長く続けるいちばんの近道です。
予約と一緒に聞けると、手作業がさらに減る
来店前の悩みや好みを、予約のときにまとめて聞けると、答えを書き写す手間も減ります。予約と組み合わせたアンケートの使い方は、アンケート・診断の機能ページで紹介しています。
今日からできる、アンケートの準備チェックリスト
- □ 答えを何に使うかを1つ決めた
- □ 質問を3問ほどにしぼり、選べる質問を中心にした
- □ 返し方の見本を1行入れた
- □ 会計のときの一言を、スタッフで決めた
- □ 答えに付けるタグの名前を決めた
あなたのお店の公式LINEで、ほかにどんな機能を使えているか気になったら、3分でわかるLINE活用度チェックで今の状態を確かめられます。
よくある質問
公式LINEの「リサーチ」機能は、まだ使えますか?
LINEヤフーの案内では、LINE公式アカウントの「リサーチ」機能は2026年12月2日(水)に提供を終了します。終了に向けて段階的に使えなくなる操作もあるため、日程は管理画面のお知らせで確かめてください。これから新しくアンケートの仕組みを作るなら、チャットやフォームなど、ほかの方法を選ぶのが安心です。
アンケートは何問くらいにすればいいですか?
来店後のアンケートなら、3問ほどがおすすめです。選択肢をタップするか番号で返すだけの質問を2つ、自由に書ける質問を1つにすると、スマホでも短い時間で答えられます。聞きたいことが多いときは、一度に全部聞かず、次の来店のあとに分けて聞きましょう。
アンケートを送ると、メッセージの通数にカウントされますか?
友だちに向けてアンケートの案内をメッセージ配信すると、通数にカウントされます。通数は「送った回数×送った友だちの数」で数えます。一方、お客さまがチャットで返してきた答えへの返信など、LINEチャットの送受信は通数にカウントされません。
回答してくれたお客さまに、お礼のクーポンを付けてもいいですか?
付けられます。ただ、クーポン目当ての回答ばかりになると、本当の感想が集まりにくくなることもあります。来店後の感想を聞くアンケートなら、まずはお礼のメッセージだけにして、答えを次の接客に活かすことを優先するのも一つの方法です。
年齢や住んでいる地域まで聞いてもいいですか?
答えの使い道がはっきりしていれば聞いてかまいませんが、小さなお店では、年齢より「どんなメニューが気になるか」「通いやすい時間帯」のほうが配信に活かしやすいことが多いです。個人の情報を聞くときは、何に使うかを一言添え、答えなくても困らない形にしましょう。
Googleフォームのような外部のフォームを使ってもいいですか?
使えます。質問の形を自由に作れ、答えが一覧で集まるのが良いところです。ただし、答えとLINEの友だちが自動ではつながらないので、答えをもとにLINEで分けて送りたいときは手間がかかります。答えを配信に活かしたいなら、チャットとタグで聞く方法と比べて選びましょう。
出典・参考(2026年10月6日時点)
- LINEヤフーマーケティングキャンパス「リサーチ」(2026年12月2日に提供終了・代替機能の案内・結果のダウンロードの条件)
- LINEヤフー for Business「リサーチ」マニュアル(質問は最大7つ・選択肢は最大10個・回答20件未満はダウンロード不可)
- LINE公式アカウント ヘルプセンター「リサーチ」(取得できる属性は性別・年齢・居住地・回答者へのクーポン)
- LINEヤフー for Business「CRMオプション」(フォーム機能・月額・申し込みの条件)
- LINEヤフー for Business「LINE公式アカウントの料金プラン」(通数の数え方・カウントされないメッセージ)
- LINEヤフー for Business「オーディエンス」マニュアル(チャットタグからオーディエンスを作る)
記事の内容は2026年10月6日時点の情報です。最新の仕様・料金は各公式サイトでご確認ください。