Googleマップで見つけたお客さまをLINE予約へつなぐ導線の作り方

先に結論
Googleマップから予約までの導線は、「予約リンクには予約を完了できるページ」「LINEは予約の前後でつながる場所」と役割を分けると、ルールに沿って組み立てられます。
- 予約リンク:Googleのポリシーで、リンク先で予約を完了できることが求められ、ソーシャルメディアやメッセージのリンク、リンク短縮ツールは使えない。LINEの友だち追加URLは入れない
- ウェブサイト:お店のサイトに、予約の案内とLINEの友だち追加を並べて置く
- 予約のあと:予約完了の画面や確認の連絡で友だち追加を案内し、前日のリマインド、来店後のお礼、2回目の案内をLINEで届ける
Googleマップは「見つけてもらう場所」、LINEは「予約を忘れずに来てもらい、また来てもらう場所」です。
夜9時、仕事帰りの人がGoogleマップで「近くのネイルサロン」を探す。写真も口コミも良さそう。でも、予約の方法がわからない。電話は営業時間外。ウェブサイトのリンクを開くと、トップページが出てきて、予約のボタンが見つからない。
その人は、画面を戻して、隣に表示されていた別のお店で予約します。
Googleマップで見つけてもらうための準備(MEO)をがんばっているお店ほど、見つけてもらったあとの「予約までの道」で取りこぼしていることがあります。この記事では、Googleマップで見つけたお客さまを、LINE予約までつなぐ導線の組み立て方を、Googleのリンクのルールに沿って整理します。予約のあとにLINEで何を送れば、1回の来店を次につなげられるかもまとめます。
Googleマップで見つけたお客さまは、どこで離れてしまうのか?
離れやすいのは、電話がつながらないとき、ウェブサイトに予約の入口が見つからないとき、予約リンクが古いときの3つです。どれも「予約したい」と思った瞬間に手が止まる場所で、お客さまは隣のお店に移ります。
Googleマップでお店を探している人は、たいてい複数のお店を見比べています。予約の手間が一つ増えるだけで、比べていたほかのお店に気持ちが移ってしまいます。
- 施術中・調理中で電話に出られない
- 営業時間外で電話がつながらない
- ウェブサイトのどこから予約するかわからない
- 予約リンクの先が、使っていない古い予約ページ
- 24時間予約できるページを予約リンクに
- ウェブサイトの最初の画面に予約とLINEの案内
- 投稿に「予約」ボタンをつける
- 予約したあとはLINEでつながる
電話に出られない時間は、そのまま逃しているかもしれない
美容室やネイル、整体は、施術中に電話に出るのが難しい業種です。飲食店も、ランチやディナーの混む時間は電話どころではありません。予約の入口が電話しかないと、忙しい時間ほど予約を逃すことになります。夜、お店が閉まってから予約先を探す人もいます。
Googleマップのどこに、予約への入口を置けるのか?
Googleビジネスプロフィールには、予約リンク、ウェブサイト、投稿のボタン、電話番号という4つの入口があります。すぐ予約したい人には予約リンク、お店をもっと知りたい人にはウェブサイト、と役割を分けて整えます。
| 入口 | 向いている人 | 整えるポイント |
|---|---|---|
| 予約リンク | もう決めていて、すぐ予約したい人 | その場で予約を完了できるページを指定する |
| ウェブサイト | メニューや雰囲気をもう少し知りたい人 | 最初の画面に予約の案内とLINEの友だち追加を置く |
| 投稿のボタン | 季節のメニューやキャンペーンを見た人 | 「予約」ボタンから予約ページへ |
| 電話 | 話して決めたい人、急ぎの人 | 出られない時間は、ほかの入口を案内する |
予約リンクは「すぐ予約したい人」の近道
Googleのヘルプ「ローカル ビジネス リンク」によると、ビジネスプロフィールには「予約を取る」などのリンクを追加でき、複数のリンクがある場合は優先するリンクを設定できます。予約したいと思った瞬間に、1回のタップで予約ページが開く。この近道があるかどうかで、夜に探している人を逃すかどうかが変わります。
投稿の「予約」ボタンで、季節の予約を拾う
Googleビジネスプロフィールの投稿には、「最新情報」「特典」「イベント」などの種類があり、予約などの操作ボタンをつけられます。美容室の卒業式シーズンのヘアセット、飲食店の忘年会、教室の夏休みの体験レッスン。季節の予約が動く時期に、投稿からそのまま予約ページへ進めるようにしておくと、その話題を見て「今年はここにしよう」と思った人を逃しません。なお、ヘルプによると、本文に電話番号が入った投稿は、ビジネスに関連するものと確認できない場合に不承認になることがあるので、連絡先はボタンに任せましょう。
Googleマップのチャットは、もう使えない
以前はGoogleビジネスプロフィールにチャットの機能がありましたが、Googleのヘルプによると、2024年7月31日で提供が終わっています。「予約の前にちょっと聞きたい」という人の受け皿は、ウェブサイトや、予約・来店をきっかけにつながるLINEで用意しておく必要があります。
LINEの友だち追加URLを、予約リンクに入れてもいいのか?
入れないでください。Googleのビジネスリンクのポリシーでは、リンク先で予約などの操作を完了できることが求められ、ソーシャルメディアサイト、メッセージのリンク、リンク短縮ツールは使えないとされています。
「予約はLINEで受けているから、予約リンクにLINEのURLを入れればいい」と考えるお店は少なくありません。ですが、Googleの「ビジネスリンクに関するポリシーとガイドライン」には、次のような決まりがあります。
- リンクは、ビジネスの専用のページにユーザーを誘導する必要がある
- リンク先で、指定したアクション(予約なら予約)をユーザーが完了できるようにする必要がある
- ソーシャルメディアサイト、メッセージのリンク、アプリストアのリンク、リンク短縮ツールは使えない
LINEの友だち追加用のURLは、開いた先で予約が完了するページではなく、メッセージのアプリにつながるものです。ポリシーに合わないおそれが高いので、予約リンクには使わないのが安全です。
予約リンクに入れるのは「ブラウザで予約が完了するページ」
LINE予約の仕組みの中には、LINEのアプリを開かなくても、ブラウザで空き枠を選んで予約を完了できるページを持っているものがあります。その場合は、そのページが予約を完了できることを確かめてから予約リンクに入れます。そうしたページがない場合は、お店のウェブサイトの予約ページや、予約の仕組みの予約ページを指定しましょう。
LINE予約までつなぐ導線は、どう組み立てればいい?
導線は「Googleマップ → 予約ページ → 予約完了で友だち追加」と「Googleマップ → ウェブサイト → LINEの友だち追加 → リッチメニューから予約」の2本を用意します。どちらからでも、最後はLINEでつながる形にします。
ウェブサイトには「予約」と「LINE」を最初の画面に並べる
Googleマップからウェブサイトに来た人は、スマホで見ています。スクロールしなくても見える位置に、「予約する」と「LINEで相談・予約」の2つのボタンを並べると、どちらのタイプの人も迷いません。LINE公式アカウントの友だち追加ガイドでは、ウェブサイトに貼れる友だち追加ボタンも作れます。
予約なしで来たお客さまには、店頭でLINEの入口を
飲食店やカフェのように、Googleマップで見つけて予約なしで来るお客さまが多い業種もあります。その場合は、テーブルやレジ横にLINEの友だち追加のQRコードを置き、「次回の予約や季節のメニューのお知らせはLINEで」と案内します。予約の導線に乗らなかったお客さまも、店頭でLINEにつなげておけば、2回目の来店のきっかけを作れます。
LINEにつながったあと、何を送ればいい?
予約の確認、前日のリマインド、来店後のお礼、2回目の案内の4つを、決まったタイミングで送ります。Googleマップで見つけてくれた1回の来店を、次の予約につなげるのがLINEの役割です。
- 予約の確認(日時・メニュー・場所・変更の方法)
- リマインド(日時と、変更・キャンセルの方法をもう一度)
- お礼と、仕上がりや体調で気になることがあれば連絡をどうぞ、の一言。口コミのお願いは全員に同じ文面で
- 2回目の案内(業種の来店周期に合わせて)
初めての人には「場所」を一言添えると、当日の迷子を防げる
Googleマップで見つけたお客さまは、お店に来るのが初めての人がほとんどです。リマインドに入口の目印や駐車場の場所を一言添えると、当日の遅刻や迷子を減らせます。予約の変更方法もあわせて書いておくと、無断のキャンセルを防ぐことにもつながります。
口コミのお願いは、特典なし・全員に同じ文面で
来店後のお礼のLINEで、Googleの口コミをお願いするのは問題ありません。ただし、Googleのポリシーでは、口コミと引き換えの特典や、満足した人だけを選んで頼むことが禁止されています。また、2023年10月からは、お店が口コミの内容に関わるとステマ規制(景品表示法)の対象になるおそれがあります。来店した人全員に、同じ文面で、感想は自由に。この3つを守りましょう。
2回目の案内は、業種の来店周期に合わせて1回だけ
来店後しばらくしてから送る2回目の案内は、Googleマップから来た新しいお客さまを常連さんに変える、いちばん大事な一通です。美容室ならカットやカラーの伸びが気になるころ、ネイルなら付け替えの時期、整体なら次回の目安としてお伝えした時期。お店の業種の来店周期に合わせて、1回だけ、短く送ります。何度も送ると、せっかくの友だちがブロックにつながることもあるので注意しましょう。
導線がうまく動いているかは、どう確かめる?
Googleビジネスプロフィールの「パフォーマンス」でウェブサイトのクリックや通話数を、LINE公式アカウントの分析で友だちの追加経路を、月に1回見比べます。どこで止まっているかがわかれば、直す場所が決まります。
Googleのヘルプによると、パフォーマンスでは、閲覧数、ルート、通話数、ウェブサイトのクリック、予約(予約プロバイダを通じて管理している場合)などを確認できます。LINE公式アカウントでは、友だち追加ガイドで流入元を設定しておくと、分析の「追加経路」で、どこから友だちが増えたかを見られます。
| 見る数字 | どこで見るか | 少ないときに見直す場所 |
|---|---|---|
| 閲覧数 | Googleビジネスプロフィールのパフォーマンス | カテゴリ・説明文・写真 |
| ウェブサイトのクリック・通話数 | 同上 | 予約リンク・ウェブサイトの設定 |
| 予約の数 | 予約の仕組みの管理画面 | 予約ページの使いやすさ |
| 友だちの追加経路 | LINE公式アカウントの分析 | 予約完了画面・サイトのボタン |
数字が止まっている場所が、次に直す場所
閲覧数はあるのにウェブサイトのクリックが少ないなら、プロフィールの予約リンクやウェブサイトの設定を見直します。クリックはあるのに予約が少ないなら、予約ページの使いやすさを。上から順に見て、最初に数字が落ちている場所を直すのが近道です。
見る日は、毎月の第2週あたりに決めておくと落ち着いて比べられます。Googleのヘルプによると、検索の指標は毎月月初に更新され、表示までに5日ほどかかることがあるためです。前の月だけでなく、前の年の同じ月とも比べると、季節の波に振り回されずにすみます。
弊社の支援事例では、エステサロンで新規予約数が導入前の1.6倍になったケースがあります(成果はお店の状況によって異なります)。導線を整えるときは、まずGoogleマップ側の準備がどこまでできているかを確かめるところから始めてください。MEOかんたん診断なら、いくつかの質問に答えるだけで確認できます。新規予約が伸び悩む原因をもっと広く見たいときは、お悩み別ページ「新規予約が増えない」や、機能の説明「LINE予約」もあわせてご覧ください。
よくある質問
Googleビジネスプロフィールの予約リンクに、LINEのURLを入れてもいいですか?
友だち追加用のURLは避けてください。Googleのビジネスリンクのポリシーでは、ソーシャルメディアサイト、メッセージのリンク、アプリストアのリンク、リンク短縮ツールは使えず、リンク先でユーザーが予約などの操作を完了できることが求められています。予約リンクには、ブラウザで開いてその場で予約を完了できるページを指定しましょう。
Googleマップのチャットで問い合わせを受けられますか?
Googleビジネスプロフィールのチャット機能は、2024年7月31日で提供が終わっています。問い合わせは、電話やウェブサイト、そして来店・予約のあとにつながるLINEで受ける形にしておくと、取りこぼしが減ります。
予約リンクとウェブサイト、どちらを設定すればいいですか?
両方です。予約リンクは「すぐ予約したい人」の入口、ウェブサイトは「もう少しお店を知ってから決めたい人」の入口です。ウェブサイトには、予約の案内とLINEの友だち追加を並べておくと、どちらの人も取りこぼしません。
予約のあとに送るLINEで、口コミをお願いしてもいいですか?
来店後のお礼のLINEで、来店したお客さま全員に同じ文面で、率直な感想をお願いするのは問題ありません。特典と引き換えにする、満足した人だけに送る、書く内容や星の数を指定する、といった頼み方はGoogleのポリシーやステマ規制に反するおそれがあるので避けてください。
導線がうまく動いているかは、どこで確かめますか?
Googleビジネスプロフィールの「パフォーマンス」で、ウェブサイトのクリック、通話数、予約(予約プロバイダ経由の場合)などを確認します。LINE公式アカウントでは、分析の「追加経路」で、どこから友だちが増えたかを見られます。
電話予約はやめたほうがいいですか?
やめる必要はありません。電話で予約したい人もいます。ただ、施術中や調理中で電話に出られない時間があるなら、その時間でも予約できる入口を用意しておくと、逃していたお客さまを拾えます。
出典・参考(2026年9月26日時点)
- Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ビジネスリンクに関するポリシーとガイドライン」
- Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ローカル ビジネス リンク」
- Google ビジネス プロフィール ヘルプ「Google ビジネス プロフィールのチャットと通話履歴に対する変更」
- Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ビジネス プロフィールのパフォーマンスとインサイトを確認する」
- Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ビジネス プロフィールの投稿を作成、管理する」
- LINEヤフー for Business「LINE公式アカウント 友だち追加ガイド マニュアル」
- マップユーザーの投稿コンテンツに関するポリシー「禁止または制限されているコンテンツ」
記事の内容は2026年9月26日時点の情報です。最新の仕様・料金は各公式サイトでご確認ください。