Googleビジネスプロフィールの設定、店舗が抜けやすい9項目と正しい埋め方
先に結論
Googleビジネスプロフィールは、登録したあとの「設定の埋めもれ」で損をしている店舗が多いサービスです。 抜けやすいのは次の9項目です。
- 店名(看板どおりか・キーワードを足していないか)
- メインカテゴリと追加カテゴリ(9つまで選べる)
- 説明文(全角375文字まで)
- 通常の営業時間
- 特別営業時間(祝日・年末年始・臨時休業)
- ウェブサイトと予約リンク
- 属性(駐車場・支払い方法など)
- 写真(外観・店内・メニュー)
- サービス・メニュー
どれもGoogleのヘルプの手順で、お店の人が自分で設定できます。
Googleマップでお店の名前を検索すると、住所と電話番号、それに誰かが撮った暗い外観の写真だけが出てくる。営業時間は、去年変えたはずなのに前のまま。
開業のときに登録したきり、Googleビジネスプロフィールを開いていないお店は少なくありません。登録は済んでいても、設定の中身が埋まっていない。この状態だと、Googleマップで見つけてもらえても、「ここに行ってみよう」と思ってもらう前に、ほかのお店と比べられて終わってしまいます。
この記事では、美容室・飲食店・整体・教室などの店舗で、設定が抜けやすい9つの項目を、Googleのヘルプとガイドラインをもとに整理します。上から順番にスマホで確認していけば、今日のうちに見直せる内容です。
Googleビジネスプロフィールとは、店舗にとって何なのか?
Googleビジネスプロフィールは、Google検索やGoogleマップに表示される、お店の情報ページです。費用をかけずに作れて、店名・住所・営業時間・写真・口コミなどを、お店自身が管理できます。
お客さまがお店を探すとき、検索結果やマップに出てくるのがこのプロフィールです。地図、営業時間、写真、口コミが一つの画面にまとまっていて、そこから電話をかけたり、ルートを調べたり、ウェブサイトへ移ったりできます。
Googleは、ローカル検索の結果は主に「関連性」「距離」「知名度」で決まると説明しています。距離は変えられませんが、関連性と知名度は、プロフィールの情報をどれだけ正確に、詳しく埋めているかで変わってきます。
「放置されたプロフィール」は、比べられたときに負けやすい
同じエリアで同じ業種のお店が並んだとき、写真が多く、営業時間が正しく、口コミに返信があるお店と、情報が古いままのお店。お客さまがどちらを選ぶかは想像しやすいはずです。設定の埋めもれは、目に見えない機会の損失になっています。
設定を始める前に、確認しておくことは?
まず、そのプロフィールをお店のGoogleアカウントで管理できているか(オーナー確認が済んでいるか)を確かめます。オーナー確認が済んでいないと、情報を直したくても直せません。
Googleのヘルプでは、ローカル検索の結果を良くするためにビジネスができることの最初に「オーナー確認」が挙げられています。開業時に前のスタッフや知り合いが登録していて、今の店長がログインできない、というのはよくある話です。
管理しているアカウントを、お店のものにしておく
スタッフ個人のGoogleアカウントで登録していると、その人が辞めたときに管理ができなくなるおそれがあります。お店の共用のアカウントをオーナーにして、必要な人をユーザーとして追加する形にしておくと安心です。
住所は「階数・部屋番号」まで正確に
ビルの2階や奥まった場所にあるお店は、住所の書き方ひとつで、お客さまが入口の前で迷うことになります。Googleのガイドラインでは、住所は詳細かつ正確に記載することとされ、部屋番号や階数を書くことも認められています。一方で、バーチャルオフィスでの登録は認められていません。移転したお店は、古い住所のままになっていないかを最初に確かめてください。
店舗で設定が抜けやすい9項目は?
抜けやすいのは、店名、カテゴリ、説明文、通常の営業時間、特別営業時間、ウェブサイトと予約リンク、属性、写真、サービス・メニューの9項目です。まずは表で、自分のお店の埋まり具合を確認してください。
| 項目 | よくある抜け・まちがい | 正しい埋め方 |
|---|---|---|
| ① 店名 | 「◯◯駅 美容室」などキーワードを足している | 看板どおりの名前だけにする |
| ② カテゴリ | メインが大まかすぎる/関係ないものまで追加 | 中心の業種をメインに。追加は実際に提供しているものだけ |
| ③ 説明文 | 空欄、または開業時の一文だけ | サービス・特徴・営業年数を375字以内で |
| ④ 営業時間 | 変更前の時間のまま | 最終受付と閉店を混同しない |
| ⑤ 特別営業時間 | 祝日・年末年始・臨時休業が未登録 | 決まった時点ですぐ登録 |
| ⑥ ウェブサイト・予約リンク | 古いURL/予約できないページへのリンク | 予約を完了できるページを指定 |
| ⑦ 属性 | 駐車場・支払い方法などが空欄 | 当てはまるものを選んでおく |
| ⑧ 写真 | お客さまが撮った写真だけ | 外観・店内・メニューをお店から追加 |
| ⑨ サービス・メニュー | 未登録 | 主なメニューを登録する |
⑤ 特別営業時間の登録もれが、いちばん損をする
9つの中で、お客さまにいちばん直接影響するのが特別営業時間です。祝日に営業しているのに「営業時間外」と出る、臨時休業なのに「営業中」と出る。どちらも来てくれるはずのお客さまを逃す原因になります。Googleのヘルプでも、祝祭日などの特別営業時間を設定できることが案内されています。
店名とカテゴリで、気をつけることは?
店名は看板どおりの名前だけにし、業種や地名を足さないこと。カテゴリは、お店の中心の業種をメインに選び、実際に提供しているものだけを追加すること。この2つは、Googleのガイドラインで細かく決められています。
Googleの「ビジネス情報のガイドライン」では、名前には、看板などで一貫して使われている実際の名前を使い、宣伝文句や所在地の情報、電話番号、URLなどは加えないことが求められています。
- ヘアサロン◯◯|◯◯駅徒歩1分
- ◯◯整体院 肩こり・腰痛専門
- 【予約受付中】カフェ◯◯
- ヘアサロン◯◯
- ◯◯整体院
- カフェ◯◯
カテゴリは「多いほど有利」ではない
ヘルプでは、カテゴリは9つまで選べ、最初の欄のものがメインになると説明されています。一方で、ガイドラインは中核事業に当てはまるカテゴリをできるだけ少なく選ぶよう求めています。関係のないカテゴリを足すと、探している人とお店が合わなくなるおそれがあります。
説明文には、何を書けばいいのか?
説明文には、どんなサービスを、どんな人に、どんな特徴で提供しているかを、全角375文字以内で書きます。URLやキャンペーンの強調は避け、お店を初めて知る人が知りたいことを先に書くのがコツです。
Googleのヘルプでは、説明には「提供している商品やサービス」「他社と差別化されるポイント」「事業年数」などを含めることがすすめられています。ガイドラインでは、特別キャンペーンを強調しすぎる内容や、リンクの記載は認められていません。
最初の2行に「誰の・何のお店か」を入れる
説明文は、表示のされ方によって最初の部分しか目に入らないこともあります。最初の2行で、お店の業種と、どんな人に向いているかが伝わるように書きましょう。整体院やエステでは、施術の効果を言い切る表現は避け、どんな流れで、どんな時間に受けられるかを書くと安心して読んでもらえます。
営業時間・リンク・写真は、どう整えればいい?
営業時間は最終受付と閉店を分けて考え、特別営業時間は決まった時点で登録します。予約リンクには予約を完了できるページを入れ、写真は外観・店内・メニューをお店から追加します。この3つで、見つけてもらったあとの迷いが減ります。
④ 営業時間は「最終受付」まで考えて決める
美容室でカラーの最終受付が閉店の1時間半前、飲食店でラストオーダーが閉店の30分前、というように、閉店時間と「受付できる時間」がずれているお店は多いはずです。閉店時間だけを登録していると、閉店間際に来たお客さまをお断りすることになり、それが低評価の口コミにつながることもあります。Googleのヘルプでは、通常の営業時間とは別に、サービスごとの詳しい営業時間も設定できると案内されています。最終受付は説明文にも一言入れておくと親切です。
予約リンクは「その場で予約できるページ」に
Googleのビジネスリンクのポリシーでは、リンクはビジネスの専用のページにつながり、リンク先でユーザーが予約などの操作を完了できることが求められています。また、ソーシャルメディアサイト、メッセージのリンク、アプリストアのリンク、リンク短縮ツールは使えないとされています。LINEの友だち追加用のURLは、この条件に合わないおそれがあるため、予約リンクには予約ページのURLを入れましょう。
写真は「初めての人が不安に思うところ」から
Googleは、ビジネスができることとして写真や動画の追加を挙げています。入口がわかりにくいお店なら外観と入口、個室があるお店なら席の写真。迷いそうなところを先に見せると、来店のハードルが下がります。
⑦ 属性と⑨ サービスは、来店前の小さな不安を消す
「駐車場はある?」「カードは使える?」「子ども連れでも大丈夫?」。こうした小さな疑問は、電話で聞くほどではないけれど、わからないと別のお店を選ぶ理由になります。Googleのヘルプでも、ビジネスができることとして、駐車場などの詳細情報を充実させることが挙げられています。当てはまる属性は選んでおきましょう。
サービス・メニューの登録も同じです。「縮毛矯正」「ヘッドスパ」「個室」「テイクアウト」など、お客さまが探す言葉で主なメニューを登録しておくと、検索した人に、お店が何をしているかが伝わりやすくなります。
設定が終わったら、次に何をすればいい?
9項目が埋まったら、月に1回の見直しと、口コミへの返信を習慣にします。設定は一度で終わりではなく、お店の変化に合わせて更新し続けることで、プロフィールの情報が新しく保たれます。
プロフィールの設定は、いわばお店の看板を立てた状態です。そこから先は、営業時間の変更、季節のメニュー、新しい写真、届いた口コミへの返信と、お店の動きに合わせて少しずつ手を入れていきます。
見つけてもらったあとの「つながり」も用意しておく
プロフィールが整うと、Googleマップからウェブサイトを見たり、予約したりするお客さまが出てきます。そのお客さまが来店したあと、次の来店につなげる場所として、お店のLINE公式アカウントを用意しておくと、Googleマップで生まれた出会いを1回きりで終わらせずにすみます。まずはプロフィールを整えるところから、順番に進めていきましょう。
今日やる3つ、今週やる3つ
- 今日:店名が看板どおりか確認する/営業時間を確認する/来月の特別営業時間を登録する
- 今週:説明文を書き直す/外観・店内・メニューの写真を3枚ずつ足す/予約リンクを確認する
いまのプロフィールがどこまで整っているかは、MEOかんたん診断で確かめられます。いくつかの質問に答えるだけなので、9項目の見直しとあわせて試してみてください。Googleマップで見つけてもらう準備の全体像は、お悩み別ページ「Googleマップで見つけてもらえない」や、資料「MEO × LINE 施策まとめ大全」でもまとめています。
よくある質問
Googleビジネスプロフィールの設定に費用はかかりますか?
プロフィールの作成と基本の設定に費用はかかりません。Googleのヘルプには、ローカル検索のランキングを上げるための金銭の受け取りには応じていないと書かれています。お金で順位を買う仕組みではないので、まずは情報を正確に埋めることから始めましょう。
カテゴリはいくつ選べばいいですか?
Googleのヘルプでは、カテゴリは9つまで選べ、最初の欄に入れたものがメインカテゴリになると説明されています。ガイドラインでは、中核事業に当てはまるカテゴリをできるだけ少なく選ぶよう求めています。まずメインを正確に決め、実際に提供しているものだけを追加しましょう。
説明文は何文字まで書けますか?
Googleのヘルプでは、説明は全角375文字(半角750文字)以下とされています。提供している商品やサービス、ほかと違う点、営業年数などを書くことがすすめられています。URLや、特別キャンペーンを強調しすぎた内容は避けます。
店名に「駅名」や「業種」を入れてもいいですか?
看板などで実際に使っている名前に含まれていない限り、入れないでください。Googleのガイドラインでは、宣伝文句や所在地の情報などを店名に加えることは認められていません。
予約リンクにLINEの友だち追加URLを入れてもいいですか?
避けたほうが安全です。Googleのビジネスリンクのポリシーでは、ソーシャルメディアサイト、メッセージのリンク、リンク短縮ツールなどは使えないとされ、リンク先で予約などの操作を完了できることが求められています。予約リンクには、その場で予約できるページのURLを入れましょう。
設定を変えたのに、すぐに反映されません。
編集した内容は、Googleで確認されてから表示されることがあります。ビジネスプロフィールで編集のステータスを確認できるので、しばらく待ってから確かめてください。
出典・参考(2026年9月26日時点)
- Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ビジネス プロフィールを編集する」
- Google ビジネス プロフィール ヘルプ「Google に掲載するビジネス情報のガイドライン」
- Google ビジネス プロフィール ヘルプ「Google のローカル検索結果のランキングを改善するヒント」
- Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ビジネスリンクに関するポリシーとガイドライン」
- Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ローカル ビジネス リンク」
記事の内容は2026年9月26日時点の情報です。最新の仕様・料金は各公式サイトでご確認ください。