公式LINEのQRコードの出し方と、友だちが増える店頭POPの置き場所・文言
先に結論
店頭POPで友だちを増やすには、「置き場所」「文言」「声かけ」の3つをそろえます。 POPを置くだけでは読まれにくく、お客さまの手が空く場所に置き、登録すると何が届くのかを一言で書き、スタッフが一声かけることで、はじめて登録につながります。
- 置き場所:レジ横・待合・テーブル・鏡の前など、お客さまが「待っている」場所
- 文言:「何が」「どれくらいの頻度で」届くかを具体的に書く
- 声かけ:会計のときに、POPを指さして一言だけ
QRコードとポスターは、LINE公式アカウントの管理画面の「友だち追加ガイド」から無料で作れます。流入元を設定しておくと、どのPOPから何人増えたかを分析で確かめられます。
レジ横に、LINEのQRコードを印刷したPOPを置いてある。置いてから半年、友だちはほとんど増えていない。
小さなお店では、よくあることです。POPが悪いわけではありません。お客さまは会計のとき、財布を出して、ポイントカードを探して、おつりを受け取って……と手がふさがっていて、POPを読む余裕がないのです。
POPで友だちが増えるかどうかは、どこに置くか、何と書くか、誰が一言添えるかの3つで決まります。この記事では、美容室・ネイル・飲食店・整体・教室などの業種別の置き場所、そのまま使えるPOPの文言と声かけの台本、特典のルール、効果の確かめ方までをまとめます。
店頭POPを置くだけで、LINEの友だちは増えるのか?
POPを置くだけでは、友だちは増えにくいのが現実です。POPは「気づいてもらう」役、スタッフの声かけは「背中を押す」役。LINEヤフーも、店頭での友だち集めとしてPOPの掲出とスタッフの声かけの両方を紹介しています。
LINEヤフー for Businessのコラム「LINE公式アカウントの友だちを増やすには?」では、実店舗での方法として、友だち追加用のQRコードを印刷したポスターの掲出と、店舗スタッフが来店したお客さまに声をかけて友だち追加をすすめる方法が挙げられています。
POPだけのお店が見落としている「読む時間」
お客さまがPOPを読めるのは、手が空いていて、目の前に何もない時間だけです。会計の瞬間ではなく、会計の前後の「待ち時間」に目に入る場所に置く。これだけで、同じPOPでも読まれ方が変わります。
POPは、店内のどこに置けば読まれるのか?
POPは、お客さまが「待っている」場所に置きます。美容室なら鏡の前やシャンプー台の横、飲食店ならテーブル、整体や教室なら待合。会計を待つレジ横も定番です。業種ごとに、手が空く瞬間を探してください。
| 業種 | 置き場所 | お客さまが手を空けている瞬間 |
|---|---|---|
| 美容室 | 鏡の前・カラーの待ち時間の席 | カラーやパーマを置いている間 |
| ネイル・まつげ | 施術後の確認スペース・レジ横 | 乾かしている間、会計を待つ間 |
| 飲食店 | テーブル・メニューの最後のページ | 料理を待つ間 |
| 整体・エステ | 待合・着替えスペースの出口 | 施術前に呼ばれるまで |
| 教室・レッスン | 受付・保護者の待合 | レッスンの開始前、お迎えを待つ間 |
「入口に1枚」だけでは、ほとんど読まれない
入口のドアや看板の横にPOPを貼っているお店は多いですが、入ってくるときのお客さまは、予約の名前を伝えることや席のことで頭がいっぱいです。入口は「LINEやってます」を知ってもらう場所、登録してもらうのは店内の待ち時間、と役割を分けて考えましょう。
レジ横に置くなら「会計を待つ目線」の先に
レジ横に置く場合も、置き方ひとつで読まれ方が変わります。カルトンやトレーの手前に倒して置くと、財布やカードの陰に隠れてしまいます。お客さまが金額の表示を見る目線の少し横に、立てて置く。スタッフが会計の操作をしている数秒のあいだに、自然と目に入る位置です。カードの決済端末の横は、スマホを手に持っているお客さまが多いので、その場で読み取ってもらいやすい場所でもあります。
POPには、何と書けば登録したくなるのか?
POPには「LINEやってます」ではなく、登録すると何が、どれくらいの頻度で届くのかを具体的に書きます。お客さまが知りたいのは、登録して得をするか、うるさくないか、の2つです。
「LINE公式アカウント始めました」「友だち募集中」だけでは、お客さまにとっての理由がありません。登録したら何が届くのかを、お客さまの言葉で書きましょう。
「配信は月◯回まで」と書くと、登録のハードルが下がる
友だち追加をためらう理由で多いのが、「たくさん送られてきたら困る」という不安です。POPに配信の回数の目安をはっきり書くと、この不安を先に消せます。書いた回数は、お店の約束として守りましょう。
友だち追加の特典は、つけたほうがいいのか?
特典はつけてもかまいません。その場で使える小さな特典は、登録のきっかけになります。ただし、来店者にもれなく渡す景品には景品表示法の上限があり、Googleの口コミと特典を組み合わせることは禁止されています。
LINEヤフー for Businessのコラムでは、「友だち追加すると、デザートが1品もらえる」のように、その場で特典を渡す方法が紹介されています。特典を決めるときは、次の2つのルールを押さえておきましょう。
特典の金額は、景品表示法の上限の内側で
消費者庁の「景品規制の概要」によると、商品・サービスの利用者や来店者にもれなく提供する金品は「総付景品」にあたり、取引価額が1,000円未満なら200円、1,000円以上なら取引価額の10分の2までとされています。ドリンク1杯、トリートメントのサンプルなど、お店の負担が小さく、上限の内側に収まるものを選びましょう。
友だち追加の特典と、Googleの口コミは混ぜない
「友だち追加+Googleの口コミで次回10%オフ」のように、口コミと特典を組み合わせたPOPは避けてください。Googleのポリシーでは、口コミと引き換えに割引や無料の特典を提供することが禁止されています。口コミのお願いは、特典とは切り離して、来店後のお礼のLINEで全員に同じ文面で送るのが安全です。
「その場で使える特典」か「次回使える特典」かを決める
特典には、登録したその日に使えるものと、次の来店で使えるものがあります。飲食店のドリンク1杯のようにその場で渡す特典は登録のきっかけになりやすく、美容室の次回のトリートメントのように次回使える特典は2回目の来店のきっかけになります。友だち追加ガイドでは、クーポンのついたQRコードも作れるとされています。どちらにするかは、お店がいま増やしたいのが「友だち」なのか「2回目の来店」なのかで決めましょう。
公式LINEのQRコードとポスターは、どこで出せばいい?
QRコードとポスターは、LINE公式アカウントの管理画面の「友だち追加ガイド」で作れます。ポスターは無料でダウンロードでき、オリジナルのPOPにQRコードを入れて使うこともできます。流入元を設定すると、POPごとの効果も分析できます。
LINEヤフー for Businessのマニュアルによると、友だち追加ガイドでは、URL、QRコード、友だち追加ボタン、ポスターの作成と、三角POPやステッカーなどのノベルティの購入ができます。
置き場所ごとにQRコードを分けると、効くPOPがわかる
レジ横と待合で同じQRコードを使っていると、どちらから登録されたのかわかりません。置き場所ごとに流入元を分けたQRコードを作ると、分析の「追加経路」で比べられます。マニュアルによると、経路ごとに20回以上の流入がある場合に表示されるので、はじめは合計の人数もあわせて見ましょう。
POPのデザインは、3つを優先すると読み取られやすい
POPのデザインは、QRコードが読み取りやすいこと、文字が少ないこと、お客さまの目線の高さに置けることの3つを優先します。凝ったデザインより、スマホをかざしてすぐ登録できることのほうが大切です。
LINE for Businessのよくあるご質問では、管理画面で提供されているポスターを使わず、QRコードを使ってオリジナルのデザインを作ってもよいとされています。お店の雰囲気に合わせて作る場合は、次の点を確かめてから印刷しましょう。
- □ QRコードのまわりに余白があり、ほかの絵や文字と重なっていない
- □ 文言は3行ほどにおさまっている(読むのは待ち時間の数秒)
- □ 光沢のある素材やラミネートで、照明が反射して読み取れなくなっていない
- □ テーブルや鏡の前で、座ったお客さまの目線に入る高さになっている
- □ 印刷したあと、スタッフのスマホで実際に読み取って登録画面が開くか試した
印刷の前には、読み取りテストを忘れずに。QRコードを縮めすぎた、別のアカウントのQRコードを貼ってしまった。こうしたミスは、印刷して並べたあとに気づくと、刷り直しの手間と費用がかかります。1枚だけ試しに印刷して、スマホで読み取ってから、まとめて印刷しましょう。
声かけは、どんな言葉なら負担にならない?
声かけは、会計のときにPOPを指さしながら、登録すると何が便利になるかを一言で伝えるだけで十分です。「よかったら」から始め、断られたらすぐに引く。全員が同じ台本を使うと、スタッフの負担が軽くなります。
声かけが続かない理由は、スタッフが「押しつけているようで気まずい」と感じることです。言うことを1つに決めておけば、迷わずに言えます。
業種ごとの「一言」の言いかえ
台本の真ん中の「登録すると便利になること」は、業種に合わせて入れかえます。
- 美容室・ネイル:「次のご予約がLINEから取れて、前の日にお知らせも届きます」
- 飲食店:「季節のメニューが始まったら、LINEでお知らせします」
- 整体・エステ:「次回のご予約や変更が、お電話なしでLINEからできます」
- 教室・レッスン:「お休みの連絡や振替のご案内を、LINEでお送りします」
どれも、お客さまの手間が減ることを先に伝えているのがポイントです。
初回のお客さまにだけ声をかける、と決めておく
常連さんに毎回声をかけると、しつこく感じられます。声をかけるのは初回のお客さまだけ、と決めておけば、スタッフも迷いません。2回目以降のお客さまは、POPが目に入ったときに自分で登録してくれれば十分です。
POPを置いたあと、効果はどう確かめればいい?
月に1回、友だちの数と追加経路を確かめ、登録が少ない置き場所のPOPは場所か文言を入れ替えます。置きっぱなしにせず、少しずつ直していくことで、POPは効くものに育っていきます。
POPは、一度作ったら終わりではありません。1か月ごとに、次の3つを確かめましょう。
- □ 友だちの数は、前の月より増えているか
- □ 置き場所ごとの追加経路で、どのPOPから登録が多いか
- □ 登録が少ないPOPは、場所・文言・声かけのどれを変えるか決めたか
あいさつメッセージで、POPの約束をもう一度伝える
友だち追加の直後に届くあいさつメッセージは、POPを見て登録してくれた人が最初に読む文章です。POPに書いた「届く内容」と「配信の回数」を、ここでもう一度伝えましょう。「月2回まで、次のご予約とお得な情報をお送りします」と書いておけば、登録した人は安心できますし、お店にとっても配信の約束を忘れないための目印になります。特典をつけた場合は、受け取り方もここで案内します。
友だちが増えたら、次は「届ける中身」を整える
POPで友だちが増えても、届くメッセージが期待と違えば、ブロックされてしまいます。POPに書いた約束(届く内容と回数)を守れているかも、あわせて見直しましょう。友だちが増えない原因がPOP以外にあるかもしれないと感じたら、お悩み別ページ「LINEの友だちが増えない」も参考にしてください。いまのLINEの使い方でどこを伸ばせるかは、LINE活用度の無料チェックで、3分ほどで確かめられます。
よくある質問
POP用のQRコードはどこで作れますか?
LINE公式アカウントの管理画面にある「友だち追加ガイド」で、友だち追加用のQRコードやURLを作成できます。ポスターも無料でダウンロードでき、オリジナルのデザインのPOPにQRコードを使うこともできます。
友だち追加で特典をつけてもいいですか?
つけてかまいません。LINEヤフー for Businessのコラムでも、その場で特典を渡す方法が紹介されています。ただし、来店者にもれなく渡す景品は景品表示法の「総付景品」にあたり、取引価額が1,000円未満なら200円、1,000円以上なら取引価額の10分の2までという上限があります。
「友だち追加でGoogleの口コミを書いて」と一緒に頼んでもいいですか?
分けてください。Googleの口コミは、特典と引き換えに依頼することがGoogleのポリシーで禁止されています。友だち追加の特典と口コミのお願いを同じPOPに並べると、口コミにも特典があるように読めてしまいます。
どのPOPが効いているかは、どうやってわかりますか?
友だち追加ガイドで流入元とキャンペーンを設定したQRコードを使うと、分析の「友だち」の「追加経路」で確認できます。経路ごとに一定の人数以上の追加がないと表示されないため、はじめは合計の人数の変化もあわせて見ましょう。
POPは何枚置けばいいですか?
枚数より場所が大事です。まずはレジ横と、お客さまが待つ場所の2か所から始め、友だち追加の経路を見ながら入れ替えていくのがおすすめです。
声かけが苦手なスタッフが多いです。
台本を1つに決めて、全員が同じ言葉で言えるようにしておくと、声かけの負担が軽くなります。「よかったら」から始めて、断られてもすぐに引ける言い方にしておくと、お客さまもスタッフも気が楽です。
出典・参考(2026年9月26日時点)
- LINEヤフー for Business「LINE公式アカウント 友だち追加ガイド マニュアル」
- LINEヤフー for Business「LINE公式アカウントの友だちを増やすには?おすすめの方法6選」
- LINE for Business よくあるご質問(QRコードが入ったPOPの作成について)
- 消費者庁「景品規制の概要」
- マップユーザーの投稿コンテンツに関するポリシー「禁止または制限されているコンテンツ」
記事の内容は2026年9月26日時点の情報です。最新の仕様・料金は各公式サイトでご確認ください。